避難していた地区の学校に子どもを通わせたいということから,転校する生徒が増えました。保護者の方々は,学校のことだから,学校に連絡すれば転校の手続きができると思われているようですが,通学校の指定は,市町村教育委員会に権限があるため,学校では,「市役所や教育委員会に行って手続きしてください」としか言えません。
ところが,東日本大震災においては,自家用車を流されたことや,燃料不足と道路や線路の寸断により,公共交通機関が運休したことなどから,市役所に行くことができないという方もいらっしゃいました。このような場合,市民やマスコミからは,超法規的措置を求める声があがるのですが,我々には,どんなに非常事態であってもコンプライアンスが求められるため,「じゃぁ,うちの学校に入学してください」などと軽々しく言うことはできません。
被災者に負担をかけないことや,処理の迅速化を考えるのであれば,通常は教育委員会に権限があったとしても,有事の際には,校長専決で処理できるように,条例や規則を整備しておく必要があるのかもしれません。
みなさんは,災害時にこのような経験をしたことはありませんか。他にも,有事の際に,校長専決で処理できれば良いと思われることがあれば,ぜひコメントをお寄せください。現場からの声を発信しませんか。
被災者に負担をかけないことや,処理の迅速化を考えるのであれば,通常は教育委員会に権限があったとしても,有事の際には,校長専決で処理できるように,条例や規則を整備しておく必要があるのかもしれません。
みなさんは,災害時にこのような経験をしたことはありませんか。他にも,有事の際に,校長専決で処理できれば良いと思われることがあれば,ぜひコメントをお寄せください。現場からの声を発信しませんか。