当支部では,平成22年度に教員の「自己負担アンケート」を行いました。このアンケートは,サンプル数は少ないものの,経験上,その割合については,サンプル数を増やしても,ほぼ同じだろうと考えています。
 この中で,今現在,注目しなければならないものは,これまで自己負担した物のうち高額な物は?という問いの回答ではないかと思います。(詳しくは,「研究のあゆみ」をご覧下さい)
 なぜかというと,回答を注意深くみていくと,どうも部活動で使用している物が多いようなのです。
 一方,平成24年度から中学校でも新しい学習指導要領が実施されることになります。この学習指導要領には,部活動については学校教育の一環として教育課程に関連付けた指導計画とするよう明記されています。
 つまり,部活動を学校教育の一環として考えるのであれば,部活動で使用する物を教員が自己負担しているという現状を,そのままにはできないと考えたわけです。

 部活動関連では,教員だけではなく,保護者が負担しているものも多数考えられます。例えば,競技で使用する用具類,大会に参加する際の参加費,交通費やバスの借り上げ料,etc... 実は,部活動というのは,とてもお金のかかる活動なのだと,改めて実感させられます。

 さて,この部活動の予算について,皆さんはどのように考えますか? また,学校や自治体では,どのように予算編成する予定でしょうか? ぜひ,ご意見をお寄せください。