消耗品費と備品購入費の支出について,購入する物品の性質ではなく,購入金額で区分している自治体があります。10,000円を境にしている自治体が多いように感じられますが,金額で区分した場合,不都合が生じることはありませんか?
 例えば,社会科教材を考えてみると,10,000円未満で購入できるのは,歴史年表とか小振りな地球儀程度です。私の勤務している市では,スケールメリットを考えて,市教委で一括見積,一括発注しているため,備品購入費が学校に配当されていません。そのため,多くの社会科教材は,次年度の予算要求に計上し,承認されなければならないので,納品までとても時間がかかってしまうのです。
 ここでは,消耗品費と備品購入費の支出の適切な区分の仕方について,ご意見のほど,よろしくお願いいたします。